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2026.4.12
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正客の役割についての考察

標題は、亭主と共に場を盛り上げ、茶室の皆で楽しい時間を共有することだと思っています。茶道では、ことに場の状況を機敏に察知する事が大切と教わりました。小間で2~5人規模と大広間で40数人とでは、雰囲気も心使いも異なると思います。ところが大寄せ茶会では多くの場合小間と変わりなく、正客と亭主の小声のやり取り等で終始し、他の30数人の存在は意識に無く置いてき放り。それらの人々はお茶とお菓子のご馳走だけで帰っていかれる。寄付きや本席のお掛物やお花、お道具の取り合わせで構成された趣向という最大のご馳走は喰いっぱぐれ。
折角ご亭主が時間を懸け、時期に合わせ企画ご準備された趣向を汲み尽くし、お茶室中の人が味わえるようにもっていくのが正客の役割だと思いますが、如何でしょうか。